ガルフストリーム BMWブログ

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ケイマンの記事一覧

ポルシェ・ケイマン 6気筒 オレンジウルフ ECDキット完成!

初めてのポルシェ ケイマン用開発の中、暫定モデルは正直褒められた物ではありませんでした。

机上の計算では明らかに遠く掛け離れた物で、乗っていて不快しか感じられませんでした。

木下プロ自身も同じ車を所有されており、そのノーマルの良さをスポイルする事無く仕上げていくのは相当に難しいですよ!

と何度も繰り返されていました。

私もこの車が発表された際、ディーラーさんで試乗をさせて貰ったのですが、あまりにも前モデルよりサスペンションが進化しており、これならサスペンション替える必要など無いんじゃないかと感じるほど完成度の高い脚でした。

(たとえるとポルシェ純正は、オレンジウルフの様な脚なんです)

ですから木下みつひろプロが言う事が深く理解出来ました。

都合2回の仕様変更を終えた前回のテストでは、私が乗る限り80点から90点の出来栄えとなりゴールはもう近いなと感じておりました。

最後の仕上げはリアダンパーのリメイクか?と、木下プロに伝えますと乗った瞬間フロントですね!

とまたまた検討違いを暴露してしまいました。

え~?前?!

木下プロとの開発も、もう8年目を迎えているのに私自身全くの学習が出来ておらず今更ながら本当に情けない限りです。

(ちなみにスタッフも後ろの改善と自信ありげに言ってました)

ポルシェケイマンはリアに重量物がありますので当然の事ながらリアにドッシリ感が出るのが当たり前なのですが、私にはリアが軽く感じ、間違いなくリアの変更ばかりと思ってました。

ところが木下プロ曰く、フロントのバンプの突っ張りがリアに影響するんですよ!

フロントの減衰ボリュームを下げればきっと前後バランスが取れますよ! 

とさらりと言われ、う~んマジですか~?と次の言葉が出て来ませんでした。

そして言われた通り仕様変更された物を取り着け、昨日のテストへとなったのですが、もう走り出した瞬間に違いが分かりました。

変にピョコピョコしていたリアの存在が消え何の違和感も感じないんです。

木下プロからも、これで前後バランスが取れましたね~

とニコニコ顔で言って頂き、随分良く変わりましたね~と木下スマイル満開でいつものコースを二人して走りました。

木下プロがいつも言う硬くしていける脚、いや硬くした時の快適性、安定性の確保、これこそが真のサスペンションなんですとの言葉通りでした。

悪路でも硬くすればするほど車の動きが安定し、まさにポルシェ スポーツカーへと変身していきます。

たとえばの話ですが首都高の繋ぎ目で硬く出来るサスペンションキットってまず多くは無いと思います。

仮に硬くすると横っ飛び状態となり、とても怖い思いをされると思います。

ところが木下プロの作る脚は硬くすればするほどトントンと見事にいなし丸で突起物など無いかの様に気持ち良く走れてしまうんです。

私も仕事で東京に行く機会がある際にこの首都高での走りを、まさに皆様に知って頂きたいな~といつも思う瞬間なんです!

話はそれましたが横に乗っていてこんなに快適ならばと木下プロから完成宣言が出た後、今度は私が運転してプロに横に乗って貰いました。

するとなんじゃこれ~!前回とはもう丸で別の車でした。

ステアリングが鬼の様にドッシリとし軽いはずのケイマンが丸で重量増したかの様な重厚感を覚え、いつも走っているコースが違う道の様に感じました。

すげえな~の連発でプロも、でしょ でしょ!と嬉しそうに笑ってました。

テスト開始からケイマンのステアリングを持つプロの口から、これやばいよ やばいよ!

もうやばいって言うしか無いよね~のコメントを横に乗っている私は少し大袈裟だな~

と思っていましたが、いざステアリングを握ってみれば本当にこれ!

やばいな~の言葉が何回も自分の口から出てしまいました。

ポルシェってノーマルも抜群ですが、こんな脚が着くとこんなにもまた進化するんだな~とまさに感動してしまいました。

ノーマルの完成度が高いのに更に上積みが出来てしまうなんて本当に木下プロは凄い漢です!

それをそのまま本人に伝えますと多分謙遜だと思いますが、良かった~安心した~出来て良かった~!!

お客様の感想が聞きたいですね~と無邪気な一面も見せてくれました。

木下プロが帰ってから一人でテストコースの堤防を走ってみましたが、曲がり難い大きなアールのコーナーでもLSDが着いているの?と勘違いするほど見事に旋回し気持ちの良い事この上無し!

タイトなコーナーでもひらりひらりと軽快に駆け抜け低速で感じた重厚感など微塵も顔を出すこと無く、まるでライトウエイトスポーツ車の様な軽快軽妙な動きでシフトアップ&ダウンする度、胸がゾクゾクとトキメキました。

いや~またまた凄いのが出来ちゃいました!

いつも完成するとこの同じセリフが出てしまいますが、ノーマルの良さを決してスポイルする事無く画期的な製品が完成した事を誇りに思いますし早くオーナー様へお渡ししたいです。

完成報告を電話にて昨日お客様にお伝えしましたが、もう叫んでしまいましたね!

お客様もそれは相当に乗るのが楽しみですね~と大喜びして下さいました。

追伸

あまりに良い脚が出来ましたとお伝えしたところ、それじゃあ次はブレーキパッドですね!

とオレンジウルフ ブレーキパッド850も追加注文頂いちゃいました!

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Posted at 2017/04/27 17:12:17コメント(0)

ポルシェ・ケイマン オレンジウルフ ECDキット製作

以前 BMW E87 130 に乗られていたお客様が、ポルシェ ケイマンに代替えされたとの御連絡を頂戴しました。

前車E87 130にもオレンジウルフ サスペンションキット by SACHSを組んで頂いてまして、ポルシェの純正の脚は凄く良いんだけど、あのサスペンションキットを一度体感したら、やっぱりポルシェでも実現させたいです!

との誠に嬉しいお言葉を頂きまして11月になりましたら早速寸法取りをさせて頂きます。

今ではSACHSでは無く、オレンジウルフ ECDキットが主流となりまして、お客様も室内から減衰調整が出来る木下プロ監修の脚は最高に魅力的ですね!

完成が今から楽しみで仕方ありません!とも言って下さいました。

過去にSACHSを用いてポルシェ ボクスターの脚も開発しましたが、今回はそれを遥かに超えるECDキット開発に挑みます!

どうぞご期待下さいね!

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Posted at 2016/10/17 15:10:37コメント(0)

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