当社お得意様がBMW AH7より マセラティ クアトロポルテ GTSにお乗り換えされました。
それもAH7は今年の9月に車検を当社にて取られたばかりでしたし、その時タイヤも4本新調した次第でした。
しかしマセラティの魔性に心奪われてしまったそうで、いやはや何と本当にマセラティにされちゃいました!
そして本日御目出度く納車となりまして、その足で当社に真っ先にお越し頂けました。
エンジンは V8 3.8リットル フェラーリ製!その大切なエンジンを守る為、まずはエンジン用マイクロロン処理をさせて頂きます。
お客様は御多忙で、お車に乗られる時間も少ないので同じマイクロロンでも高性能で即効性のある、高価なマイクロロン XAをご指名下さいました。
また幸いな事にBMWでは存在しないオイルレベルゲージ(本来ここからマイクロロンを注入致します)がありましたのでラッキーでした。
お次は鬼アライメント調整です。
平成29年式 走行距離7000kmのマセラティのアライメント数値は如何に?
ワクワクしながら計測しましたが、やはりメーカー出荷時にはアライメント調整してなさそうですね~
一番肝心なリアのアライメントが今一でしたし、リアトーの差が大きいのも気になりますね~
そしてここからが腕の見せ所!
資料には、この様な工具が必要とありましたが手持ちの工具で色々と試しましたが、やはり駄目でした。
ハイ!ドライブシャフトに干渉して調整が出来ません!
そこで安物工具屋に突っ走り、急遽特殊工具制作となりました。
バーナーであぶり!
これで調整箇所に見事アクセスできまして、いざ調整完了となりました。
調整前と比べて下さい!
段ちの違いです。
肝心なリアをドンピシャに合わせ、フロントでは唯一調整出来るフロントトーを合わせますと!
調整出来無いフロントキャンバーの誤差が0.05分になりました。
また調整出来無いフロントキャスターは調整前より0.02分狂いが出ましたが、それも範疇の中の微々たるものですし、キャンバーの正確さの方が当然体感度が高いので大成功だと思います。
やはりどんなお車を買われても、新しいうちにアライメントは取っておくべきですね!
何故ならその車本来の性能が見えてきますし、タイヤの変摩耗も起きません。
また特筆すべきは、燃費まで変わってしまいます!
タイヤの左右が、おかしな方向へ向いて行くのと、正確な方向へ向いて行くのでは当然抵抗も無くなる訳ですので燃費にも間違い無く影響致します。
そして最後はボッシュエアコンサービスで締めです。
前車でも大変喜んで頂けたこのメニューですが、冬にやるのが一番良いんです!
真夏は外気温とお車のガスの温度が高すぎて、エアコン機器が途中で止まってしまうのです。
それと新しいうちにやっておくメリットとして新車時のメーカーでのエアコンガス充填時。
基準値よりもガスが多く入っている場合が時にあります。
それは逆に効きを下げてしまう要因にもなりますし、機械にとっても耐久性を落とします。
ですのでこれもまた新しい状態でやって頂くのがベストだと思います。
今回も色々とお試し頂きまして誠にありがとうございました。
どうぞ楽しい素敵な「マセラティ ライフ」を堪能して下さいね!