いよいよBMW E9X 4気筒用モデルが完成しました。
E87 120をベースに暫定モデルを作り最初のテストに挑みましたが、その出来は大きく外していませんでした。
木下プロからも完成って言っても良いぐらいですが、更なる上質感を求めリアダンパーのみ変更しましょう!の指示を頂きました。
その内容はリアダンパーのバンプのみ減衰を100ポンド上げリバウンドはキープでした。
確かにリアの動きが私も気になってはいましたが上げる?はまたまた想定外でした。
木下プロがよく言う、乗り心地に影響するダンパーの減衰による反発(強さ)と相反する足りなさ(弱さ)この2点がいつもながら本当に分からないんです!
確かに室内から瞬時にモーターにより減衰変更は出来ますので、木下プロに言われる通り横でコントローラーをいじっているのは私自身なのですが、いざ触ろうとする前に逆の指示を貰うので、いつも頭が横向きになってしまいます。(笑)
冗談はさて置き、言われた通りの仕様変更を済ませ2度目のテストとなりましたが、これはもう丸で別物になってました。
当然ですがお客様にも事前に乗って頂いてまして、もう完成じゃないですかね~のご感想も頂いていました。
テストはいつものコースを二人して走りましたが、木下プロの口からは又しても、これやばいよ~凄いよ~
この間完成したポルシェ ケイマンに、なっちゃってるよ~どうする~! とのいつもながらの木下節が炸裂でした。.
確かに横に乗っていましても常に姿勢がフラットで前回とはもう重厚感が別の車となってしまっていました。
これもう4気筒の車では無いです。
6気筒3リッターの重厚感が溢れています。
悪路でもまったりと段差をいなし気持ちの良い事この上無し。
あえて段差に向かって行きたくなる衝動に駆られます。
ところがどっこい、いざ減衰を高めていきますと前回とは走りも違いました。
木下プロ曰く加速した時のリアのダンパーの沈み込みが減った分ダイレクトにリアタイヤが前に進む様になりましたから、確かに走りも良くなりましたね~!
全てがプラスに働いてますね!の回答でした。
荒れた堤防でも常に4本のタイヤが路面を掴んでいる感じが伝わりまさにBMWらしさ全開のスポーツカーへと変身していました。
テスト終了後、お客様に完成ですとお伝えしますと、そうですよね~仕様変更されたこの車に乗って初めてフラットという意味が分かりました。
あれだけ乗っていた新幹線 のぞみ の乗り心地が悪かったんだって、この車に乗って気づきしました!
というほどの絶賛も頂きました。
いや~またまた凄いの出来ちゃいましたね~
お客様と感動を共有できてこんなに幸せな事はありませんね!
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