修理度難解なBMW E46 330のお客様の結果が出ましたので、ここにご報告致します。
走行距離10万キロまだまだお気に入りで乗り続けられるとの事で今回色々とやらせて頂いたのですが、お客様の一番の不満点は「ステアリングが左に取られて乗りにくい」でした確かに平らな道でもハンドルがグイと取られます。
今現状のサスキットもそろそろ換え時でしたので思い切ってオレンジウルフに入れ替えて頂きましたし、アライメントももちろん確認しましたが解決しないのです。
良路は良いのですが、悪路では明らかにハンドルが取られます。
う~んコントロールアームもハブベアリングも交換済みですから疑うところが無いんです。
大手さんではステアリングギアボックスの交換を勧められているそうですが、それもかなりの出費にもなりますしうかつに交換する気にもなりません。
そこでハッと気付きました。
確か左のフロントタイヤが変摩耗してた事を!
暫く乗ってブレーキを触りましたら明らかに左の温度が高いのが確認できましたので、一か八かでキャリパーオーバーホールをやらせて頂いたらまさにドンピシャでした!
こんなケースは初めてでしたのでホントに多少のブレーキ引きづりが、こんな症状を出すとは良い勉強になりましたし引き出しが増えました。
偏摩耗なパッドの写真の状態は極端ですがやっぱ走行距離増したら、ここはやるべきですね~だってこんなケースもあるって事ですから!
ブレーキキャリパーオーバーホールとは、写真上部のゴム製品を交換する事です。
ブレーキピストンを戻し、正確な動きを司ってるのもゴムですから経年劣化は必ずおきます。
たかがゴムですが、これに代わるパーツは無いんですから!
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