随分と長い事時間が掛ってしまいましたのは、原因追究と部品の調達の難易度でしてお客様には大変ご迷惑をお掛けする事となってしまいましたが無事完成へと至りました。
まずここまでに至る要因としましては、考えられない異常なタペット音の発生でした。
本来油圧タペットでは無いBMW E46 M3エンジンにおいて簡単にシムが摩耗するとは考えられず、怪しいのはロッカーアームとなりましてヘッドを降ろす運びとなりました。
何故ならロッカーアームはシャフトに繋がれておりヘッドを降ろさない事にはシャフトが抜けません。
そして音の要因が分かりました。
ロッカーアームとカムシャフトの異様な摩耗でした。
しかしパーツが国内に有りません。
本国オーダーです。
もちろんロッカーアームも有りません。
誠に困った事です。
折角原因が分かってもパーツが無いのでは手も足も出ません。
何でも現在ではヘッド乗せ替えが主流みたいで修理が出来ない状況は非常に辛いですね!
そして完成しエンジンを緊張しながら掛けてみたところ、とっても静かに回るエンジンに感動してしまいました。
あ~良かったです!
電話でお客様にも聞いて頂きましたが、とっても喜んで下さってました。
本当に長い事すみませんでした。
この記事が気に入ったら「いいね!」を押してね