オレンジウルフDCTフルード メーカーさんより
Dual Clutch Transmission Fluidに求められる主な要素は多板クラッチのスリップコントロール、油圧制御適合性、ギヤ系の耐摩耗性となっています。
もちろんミッション本体が様々なパーツで構成されているため適合性を確認しながらベースオイルの選択と添加剤でバランスさせています。
デモカーM3にてストリート走行からサーキットの全開走行まで耐えうる最適粘度を見つけ出しクラッチの摩擦最適化、安定した油圧特性、ギヤ保護を重点に置き開発しました。
木下みつひろプロのコメント
DCTオイルテスト
今回DCTオイルの開発はシフト時での衝撃を少なくし、更にクルマの加速感をダイレクトにするべく2種類の粘度のものを用意してスタートしました!
富士SWにて走行テストを繰り返し、まずはオイル粘度低下が双方とも無い事を確認出来ました。
これは大切なミッションを守るために絶対条件!となります。
低粘度のものは、シフトフィーリングが凄くスムーズでガツンとくる純正と似た性質を持ちましたが、高粘度の物はシフトUP時にサウンドは確認出来ますがとても体感衝撃が少ない。
つまり加速ロスが飛躍的に少なくなっている証拠となります。
さらにシフトタイミングをハードに設定するとダイレクト感も当然出てきます。
ところが純正に近い低粘度のものでは通常ハードにすると扱いにくさがあり、ミッションに負担が掛かっている程に衝撃がありましたが今回の高粘度オイルはダイレクト感がありつつ衝撃が少ないのです!
つまり路面状況に応じてシフトタイミングをマイルドにしたり、ハードにしたり出来るのですが、仮に路面状況が悪くてもハード方向に設定出来るのでシフトUP、ダウンのスタビリティーがとても向上しています。
まさに狙った通りの究極のDCTオイルがここに完成しました!
この記事が気に入ったら「いいね!」を押してね