本日富士スピードウェイでのテストで遂にBMW E85 Z4のオレンジウルフECDキット(減衰力電子制御ダンパー)が完成致しました。
いや~長かったですし苦労しました。
いつもながらZモデルは難易度が高いのです。
それは当然ながらオープンボディによるボディ剛性の点、ショートホイールベース、はたまたリアのダンパーストロークが無く、それを確保するのにも四苦八苦致します。
今回もそのリアには、とことん悩まされ何度かの減衰力仕様変更を試みましたが、最後はリアのスプリング変更により結果が出ました!
ダメ元で、アイバッハのZ3用ローダウンスプリングを入れてみましたが、今日のテスト開始当初からイイね~見違えましたね~と言って頂きましてホッとしました。
そしてここからがプロの凄いところ、リアバンプラバーの見直しで更に良くなり車をジャッキアップしてリバンプストロークの量を確認し全長式だからこそ成せる技でダンパーケース長を短くして15mmもバンプストロークを伸ばし乗ってみたところ!
ありゃりゃ!ここに向かう道中の脚とはもう別物に変身してしまいました!
どうしても出なかったリアの快適性が見事に実現し、もうマッタリ感さえ醸しだしています。
いや~いつもの事ですが車を見極めるプロの技には本当に驚かされます!
これでお客様も大喜びして下さると思います。
長い事お待たせして申し訳ありませんでした。
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