オレンジウルフ ECDキットを遂に完成させて頂きましたBMW E86 Z4Mのお車です。
昨年12月にオークションにて、やっとの思いで探させて頂いた貴重な1台でしたが、前オーナーの行き届いたメンテナンスのお陰もありまして素晴らしいコンディションのお車でした!
ですので当のオーナー様も気合入りまくりで、お買い求め頂いてから直ぐ様、タイヤをミシュラン PS4へと履き直され、同時にブレーキパッド オレンジウルフ850&オレンジウルフ ステンレスメッシュホースへと換装!
更にオレンジウルフ 1wayバルブもご装着頂きました。
そしてオレンジウルフ ECDキットの製作も承りました。
そして遂にそのECD キットが完成致しました。
先日のテストでは終始、木下プロのドライブで私はずっと助手席で出来栄えを確認させて頂いてましたが、助手席に乗っていてもその素晴らしさが十二分に堪能出き、木下プロとまたまた凄いのが出来ちゃいましたね~
と二人で大はしゃぎしてしまいました。
実際乗り心地やその良さは運転席の方が絶対に分かり易く、これだけ助手席でも良いのならと折角ですので私も運転させて頂いたところもう驚愕しましたね!
ノーマルを知っている限りもうこれは全くの別の車ですし何かポルシェ ケイマンみたいでした!
正直BMW Z4 Mは、スポーツカーでありながら良くも悪くも実用性を重要視し、トランクルームがデカすぎるんですね!
その為リアのダンパーストロークが稼げずに変にリアがピョコピョコし、そうかと言ってフロントの大きな上下動もありますので丸で船に乗ってるかの様な錯覚に陥ります。
ところがところが、散々苦労したリアのストローク確保対策が既に出来上がっておりましたので、今までのZモデル開発の苦労など今回は微塵も無く終始ダンパーの減衰圧に集中出来ましたので、それはもう短期間で素晴らしい物となりました。
どこでもどんな道でも姿勢がフラットで剛性の高い硬いミシュランタイヤの当たりが、とても優しく上品で本当に良いタイヤである事が実感出来ます。
街中では減衰を柔らかくしマッタリと快適に且つドッシリとした重厚感を満喫出来ます。
そこはもうショートホイールベース車の乗り味では全く無くなりましたのも特筆です。
そしていざ悪路の堤防を走る際には減衰を固くすれば、まさにMそのもので甲高い直6Mエンジンの雄叫びを撒き散らしながら、バンピーな道でありながらも安心してストレート&コーナーを楽しめます。
事実毎回の事ですが、どんな場面に置いても4つのタイヤが路面をしっかりと離さず掴み、強く正確にタイヤが路面に貼り付けられているような安定感に痺れずにはいられません!
先程ポルシェ ケイマンみたいと書きましたのは?
圧倒されるボディの塊感と、まるでミッドシップの様な回答性能が実現出来たという事でして皆さん絶対に信じて貰えないとは思いますが、脚が素晴らしく完成しますと嘘の様にボディ剛性が高まった事を感じます。
これは逆に言いますと脚で本来の剛性感が失われていたという事となり、剛性が上がったと言うより本来の姿に戻ったと表現するのが正解かもですね?
木下プロのセッティングの妙味で、前後のダンパー特性のバランスが取れたゆえ車が思う様に曲がっていきます!
ステアリングを切った瞬間に頭がスパッと入りリアの安定感もハッキリと体に伝わってきますので愉快痛快そのものとなりました。
そこでオーナーさんも前からお求めであったオレンジウルフ カーボンLSDにて、リアのトラクション性能をもっともっと際立たせる様に只今お取付着けに掛かっております。
ただでさえカッコイイ BMW E86. Z4M がスタイリッシュな走りと高級感を手にしたのです!
これはもう車好きにとっては堪りませんね!
ほんとこんな事出来るの木下プロしかいないと思いますよ!
私も創業以来25年間色々な社外サスペンションキットを扱って参りましたが、快適性とスポーツ性能を合わせ持つ物なんてまさに皆無でしたから自信を持ってお話し出来るんですね!
長文読んで頂き誠にありがとうございます。
この記事が気に入ったら「いいね!」を押してね