ATF交換からグッとお車に気持ちが入ってしまったBMW E91 325のお客様ですが、前回はタイヤ交換をさせて頂き随分と乘り味が良くなったのですが、やはりステアリングのフラフラ感は改善されませんでした。
タイヤの状態があまりに良くなかったので、まずはタイヤ交換をして頂き他にも要因が無いか?との模索の中。
やはりハブべリングが原因だと確信致しましたので今回はハブべリング交換をさせて頂いています。
しかしまあ年間どれだけのハブべリングを交換している事でしょうか?
お客様は良い状態のお車と比較する事が出来ませんので気づかずにいらっしゃる方がとっても多いのでやはり試運転は重要なポイントですね!
ハブベアリング取り付けボルトも新品にし、きちんとトルク管理にて行います。
そしてここからがブレーキメンテナンスとなります。
交換されたハブべリングの上に新品のブレーキローターを組み込みます。
当社では純正品と同価格で有りながら更にブレーキタッチの上るドイツ製ブレーキローターを採用しています。
では何故タッチが上がるかと言いますと、それはローターの硬度なんです。
欧州車のブレーキはパッド&ローターを共に削らせて摩擦を起こさせ絶大な効きを実現しようとしています。
ですので硬過ぎるローターを組んでしまいますと、どんな高性能パッドを組んでみても全くその性能は発揮出来ません!
これは以前のデモカーE46 M3で痛いほど経験した事で、ローターなどには何の関心も持たなかった事に対し木下プロに教えて貰った貴重な体験から知りました。
当社メカニック 鈴木義道のコダワリ 。ハブが錆びない様に塗装します。
新品ハブを取り付けた時は必ず行ってます。
走行距離も10万キロ超えてますので折角良いブレーキパーツを着けるのですから、当然ブレーキキャリパーOHも欠かせませんね!
キャリパー内を綺麗に清掃しオイルシールを交換しますが、丁寧にラバーグリスを塗るのも重要な点です。
作業自体は至ってシンプルなのですが、いざ体感度は絶大です!
今までのブレーキは一体何だったんだと叫びたくなるほど、ブレーキペダルが軽くなり僅かな踏力で気持ち良くパッドを踏み込む事が出来る様になりますので思わず笑みが出てしまいます!
また高性能パッドを組んでもブレーキピストンが真っ直ぐに当たらなければ、効きなんて上がるわけ無いですし、パッドが偏摩耗を起こしてしまいますのでまさに本末転倒です!
そして絶妙なタッチと絶大な効きと、純正に比べ明らかにダストの少なさが人気のブレーキパッドオレンジウルフ850のお取り付けとなります。
丁寧に面取りをし更に丁寧にブレーキパッドグリスを塗り組み込んで参ります。
車はやはり止まってなんぼですし、一番重要なメンテナンスですね!
ただ安全しかりですが、気持ちよく踏め.且つキッチリと止まる事もこの上無く気持ち良いですし楽しさ倍増ですね!
この記事が気に入ったら「いいね!」を押してね