ステアリングギアボックスにねじ込まれている、このタイロッドの長さを伸ばしたり短くしたりしてフロントのアライメント調整をします。
その調整とは? フロントトーでしてタイヤの先端が内側に入っているのをトーイン、外側に開いているのをトーアウトと呼びます。
本来殆どの車がトーインに合わされていまして、ここの数値がずれる事によりステアリングの不安定感が発生しますので定期的な調整が望ましいです。
またこのパーツを交換する理由として一番多いのが調整ネジが錆びついて回せ無くなってしまい、故にアライメント、サイドスリップ調整が出来無いので交換となります。
しかし当社では違った理由で交換しています。
それは?先端にある左右のボールジョイントが、へたるから交換しています。
ここが経年劣化してきますとステアリングのレスポンスや正確さが鈍ってくるからなんです。
昔BMW E36 M3でサーキットにてドリフト走行を繰り返していますと、ここのガタでうまく瞬時にカウンターを当てれなくなってしまったといった経験値より、お客様にもお勧めしているんです。
何もサーキット行かずとも間違い無く経過年数で、傷んでくる箇所ですのでリフレッシュ メンテナンスとして交換をさせて頂きます。
そしてギアボックスに刺さる部分もボールジョイントとなっていますので当然ですが、ここも同じく傷んで参ります。
そして交換後は鬼アライメントで締めます。
ここで特筆なのは?こちらのお客様は今年の4月にサスペンション リフレッシュメンテナンスして頂きまして、その時にもアライメント調整をさせて頂きました。
それから5ヶ月過ぎたのですが今回触っていないリアの数値誤差が非常に少ない!って事でして、やはり左右ピッタンコに合わせている事が効いていますね~とお客様ともお話しました。
当たり前ですがタイロット交換したフロントトーは、数値バラバラでした。
そしていつもの様に最後はバッチリと鬼アライメントとして完成させて頂きました。
また追加にてボッシュエアコンサービスも承りました。
平成23年式のお車ですから、新車から8年の歳月が経っています。
故にエアコンガス充填既定値が620gに対して回収されたガスは488gしか入っていませんでした。
132gのガスを追加充填させて頂きましたが既定値の20数%を足したって事はまさにエアコンの効きは激変します。
それではお客様! ステアリングのダイレクト感とエアコンの効きをどうぞご堪能下さいね!
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