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BMW E91 320 SACHS ダンパー交換&鬼アライメント

先日ATF全量交換をさせて頂きました品川ナンバーのBMW E91 320 のお客様が、お約束通りダンパー交換に来て下さいました。

まずは外したリアダンパーですが、もうバンプラバーが砕けていました。

走行距離70000kmでダンパー無交換ですと、もうこんな悲惨な状況になってしまっています。

こちらの320のお車は前回も書きましたが、非常にお手入れ良く、素晴らしいコンディションの個体でしたが、やはり大手さんで整備していると、ここにはあまり手を掛けられませんね!

ですから前オーナーさんも、ここまで乗ってしまったのだと思います。

そしてお次はフロントです。

フロントダンパーのバンプラバーも見るも悲惨な状況でして、相当にくだびれている状態でした。

ダンパーをアフターマーケット用のSACHS(純正もSACHSです)に交換し、バンプラバーもSACHS製にて交換です。

もちろんアッパーマウントもSACHS製にて交換致しました。

こちらが作業前のアライメントチェックデータです。

走行70000km ダンパー無交換時のデータとなります。

注目して頂きたいのは一番肝心のリアアライメントのトーの数値です。

左側のタイヤがとんでも無く内側に向いています。

ですので相当にステアリングを左に切らないと真っ直ぐに走れなかったと思います。

またフロントトーも双方のタイヤが大きく内側に向いてしまってますので、かなりの走行抵抗になっていたと思われます。

そしてダンパー&マウント交換後のデータがこちらとなります。

左側の調整前と右側の調整後の数値を見て頂きますと、調整出来無いフロントキャンバーとキャスター意外は見事にバッチリと合わせ込みが出来ました。

そしてこのデータから感じますのは、フロントキャンバーの左右差が大きい事です。

ダンパー&マウントが新品になりメーカー基準値に調整出来るところは、しっかりと収まりましたが、調整出来無いフロントキャンバーのこの大きな誤差は、まさしく左右4本のサスペンションアームのヘタリだという事が分かります。

完成後、お客様にもデータを見て頂きこの件の御説明を致しましたが、まずは現状で乗ってみますとの事で、お帰りになられました。

そして翌日お電話にて、ご感想をお聞かせ頂きましたが

いや~帰り道が楽でした~!

やはり相当にステアリング修正していたんですね~

凄く腕が楽で、見事に真っ直ぐ走るんで驚きました~

乗り心地もとても良いし、車の収まりも早くて安心して帰れました!

と大喜びして頂けましたので最高に嬉しかったですね!

またお客様には、これで愛着度がグッと増しましたら、またアーム交換にもお越し下さいね!

一つ一つ変化を感じながらのメンテナンスは、大いにカーライフが豊かになりますから!

今後共ゆっくりとお付き合いのほど宜しくお願い致します!とお伝えしました。

今回も誠にありがとうございました。

 

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Posted at 2019/10/24 17:05:25コメント(0)

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