エンジン&ミッションマウント交換、ジョイントディスク&センターベアリング交換も無事終了しました。
そして最後の仕上げにアライメント調整を致します。
何故ならば E92 M3 のエンジンマウント交換ではサブフレームを脱着するからなんです。
そして計測後のデータがこちらです。
一番重要なのはリアアライメントの数値です。
それは人間がどうしようも無く扱え無いからです。
仮にリアアライメント数値がバッチリでフロントトーが大きくずれていた場合
ステアリングが大きくセンターから外れていても何とかステアリング修正で真っ直ぐ走れますよね!
でもリアはリジットですから修正させ様がありません。
そんな中、調整前のリアトーの数値を見て下さい!(何故かリアキャンバーは良いとこにいますね)
左がインに0.21分ところが、右がアウトに0.26分
これでは車が嫌がおうでも右に向いて行きます。
ですからステアリング操作は自ずと左に切る事になります。
実は先日LSDのお取り着けをした際に試運転から帰って来たメカニック専務がこう言いました。
「何かLSDが、おかしいかの様にリアに走行抵抗を感じます。」
そのままを、お客様にお伝えすると共に次回のマウント交換ではアライメント測定&調整をしますんで
そこで何かが分かると思いますと、お客様に説明をしていました。
そして今回ハッキリと原因が分かりましたね!
ここで私達はハッ!と気が付きました。
そうだ!サスペンション&タイヤ交換後のアライメント調整だけでは駄目だ!と!
アライメント数値が正常でないと!
折角良いLSDを組んでも、逆に抵抗になるのでは意味がありません。
折角良いブレーキパッドを組んでもキャリパーOHしても真っ直ぐ止まりません。
折角良いATFに交換しても、折角上がった伝達能力を生かせません。
等々全てのメンテナンス&チューニングに置いて、最後の仕上げにアライメント調整をしないといけないと大真面目に思いました。
ですので今後皆様には、メンテナンス&チューニングの際にはアライメント調整をセットでお勧めして参りますので
どうぞ宜しくお願い致します。。
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