昨日に引き続きアルピナB3Sの作業を進めております。
カムシャフトも外れました。元通りに組む為、番号を記入します。
他の外したパーツも分かり易く管理します。
しかし1点問題が起きました。
普通はタペットはむき出しで簡単に磁石で取れるのですが
このエンジンはカムシャフトケースの下にタペットが存在しますので
タペットがバラバラにならない様にと、今後の組み易さを考え特殊工具を作りました。
ハイ得意の木工です。
その木に貼られているのは磁石でして
廃棄するオートマオイルパンに装備されている磁石を使いました。
まさに廃材活用で素晴らしいメカニック専務のアイデアですね~
見た時思わず笑っちゃいました!
こんな感じで無事タペットが外されました。
そして問題のヘッドガスケットが現れました。
以前のブログにも載せた写真ですが
上2つの写真が1.2番シリンダーの圧縮数値でして
3番目の写真がその他の正常なシリンダーの数値となります。
遂に圧縮漏れの原因が分かりました!
まさに1.2番シリンダー部のヘッドガスケットが割れていました!
メタルガスケットなのに割れていました!
これでは圧縮が漏れるはずです。
もっと他に大掛かりなトラブルがあって再生不可能なんて事もあり得ると
内心開けてみるまではドキドキものでしたが、やっとこれで安心出来ました。
大手さんでは開けてもいないのにシリンダーに傷が有るって言われてたそうですが
丸でそんな事は無く、まさにヘッドOHで済みそうです。
また笑ってはいけないのですがエンジンマウントが恐ろしく潰れています。
今回こちらも交換予定に入っていますので大丈夫です!
それでは順次進めて参りま~す!