ガルフストリーム BMWブログ

カテゴリーカテゴリー

月別記事一覧月別記事一覧

2024年11月
« 10月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

BMW E91の記事一覧

BMW E91 320 SACHS ダンパー交換&鬼アライメント

先日ATF全量交換をさせて頂きました品川ナンバーのBMW E91 320 のお客様が、お約束通りダンパー交換に来て下さいました。

まずは外したリアダンパーですが、もうバンプラバーが砕けていました。

走行距離70000kmでダンパー無交換ですと、もうこんな悲惨な状況になってしまっています。

こちらの320のお車は前回も書きましたが、非常にお手入れ良く、素晴らしいコンディションの個体でしたが、やはり大手さんで整備していると、ここにはあまり手を掛けられませんね!

ですから前オーナーさんも、ここまで乗ってしまったのだと思います。

そしてお次はフロントです。

フロントダンパーのバンプラバーも見るも悲惨な状況でして、相当にくだびれている状態でした。

ダンパーをアフターマーケット用のSACHS(純正もSACHSです)に交換し、バンプラバーもSACHS製にて交換です。

もちろんアッパーマウントもSACHS製にて交換致しました。

こちらが作業前のアライメントチェックデータです。

走行70000km ダンパー無交換時のデータとなります。

注目して頂きたいのは一番肝心のリアアライメントのトーの数値です。

左側のタイヤがとんでも無く内側に向いています。

ですので相当にステアリングを左に切らないと真っ直ぐに走れなかったと思います。

またフロントトーも双方のタイヤが大きく内側に向いてしまってますので、かなりの走行抵抗になっていたと思われます。

そしてダンパー&マウント交換後のデータがこちらとなります。

左側の調整前と右側の調整後の数値を見て頂きますと、調整出来無いフロントキャンバーとキャスター意外は見事にバッチリと合わせ込みが出来ました。

そしてこのデータから感じますのは、フロントキャンバーの左右差が大きい事です。

ダンパー&マウントが新品になりメーカー基準値に調整出来るところは、しっかりと収まりましたが、調整出来無いフロントキャンバーのこの大きな誤差は、まさしく左右4本のサスペンションアームのヘタリだという事が分かります。

完成後、お客様にもデータを見て頂きこの件の御説明を致しましたが、まずは現状で乗ってみますとの事で、お帰りになられました。

そして翌日お電話にて、ご感想をお聞かせ頂きましたが

いや~帰り道が楽でした~!

やはり相当にステアリング修正していたんですね~

凄く腕が楽で、見事に真っ直ぐ走るんで驚きました~

乗り心地もとても良いし、車の収まりも早くて安心して帰れました!

と大喜びして頂けましたので最高に嬉しかったですね!

またお客様には、これで愛着度がグッと増しましたら、またアーム交換にもお越し下さいね!

一つ一つ変化を感じながらのメンテナンスは、大いにカーライフが豊かになりますから!

今後共ゆっくりとお付き合いのほど宜しくお願い致します!とお伝えしました。

今回も誠にありがとうございました。

 

2 いいね!

この記事が気に入ったら「いいね!」を押してね

Posted at 2019/10/24 17:05:25コメント(0)

BMW E91 320 ATF全量交換

BMW E91 320 のお客様が、ATF全量交換にお越し下さいました。

今年の2月に買われたばかりだそうですので昨日のブログに書きました、コンディションチェックもさせて頂きました。

走行距離73000kmですので、オイル漏れや水漏れなどを詳しくチェックさせて頂きましたが、全く持って異常無く、お客様に良いお車を買われましたね!

前のオーナーさんの手入れがいき届いていて本当に良いコンディションです!

とお伝えしますと、とても喜んで頂けました。

さて本題のATF交換ですが、やはり距離相応にオイルが汚れていましたし、オイルパンの磁石にも鉄粉がベッタリでした。

全ての作業を終え、オートマ専用マイクロロンを注入し拘りに拘ったオレンジウルフ ATFを充填させて頂きました。

施工終了後、乗って頂きご感想をお聞きしたかったのですが、お時間が無いとの事でお帰りになってしまいました。

ですので頃合いをみてお電話させて頂きました。

ATF交換如何ですか?とお尋ねしますと

いや~お店を出た途端に解りましたよ!

出足も良いし、ほんとにショックが無くなってタコメーター見てないと変速したのが分からないほどです。

こんなに変わるとは思ってもいませんでした!

と大喜びして頂けましたので本当に良かったです。

またコンディションチェックをさせて頂いた際、ショックアブソーバーのバンプラバーがボロボロでした。

新車より一度もダンパー交換されていない事が明らかに分かりますし、リフトアップ前のお車を動かす際にもダンパーが、かなりへたっているのを感じましたので、ダンパー(ショックアブソーバー)の交換をお勧めしました。

お客様にHPを見て頂き、今当社では車高を下げない方法での交換内容をご説明をしましたところ、とっても気に入って頂けました。

お住まいは東京ですが、またまた浜松での交換を決めて頂けました。

そしてその日を楽しみにしていますよ!とお帰り頂けました。

非常識なアルピナセッティング!はたしてウケるかどうか?半信半疑でしたが思いの他好評で嬉しい限りです!

それでは次回も、どうぞ宜しくお願い致します。

2 いいね!

この記事が気に入ったら「いいね!」を押してね

Posted at 2019/10/17 17:21:26コメント(0)

BMW アルピナ E91 B3S のお客様から! タイロッド交換のご感想

先週土曜日にタイロッド交換させて頂きました BMW アルピナ B3S のお客様よりお便り頂戴しましたのでご紹介致します。

 

おはようございます。お世話になります。

土曜日は.ありがとうございました。

短い時間の中で今回も丁寧な作業をやっていただき、メカニックさんにもいつも感謝です。

中古で買った自分には、新車時の感覚との比較が出来ない為、ガルフさんのアドバイスがとても貴重な情報源になっています。

今回も、タイロッドの交換がどういう違いとして体感できるのか半信半疑でしたが、帰り道の高速道路で行きとは明らかに違う感覚を感じました。

ステアリングのスムーズさというか、安心感というか、ダイレクト感というか・・・、ただ単に重いのがドイツ車の特徴だと思って受け入れていた今までが嘘のようでした。

次回はオイル交換にお伺いする予定です。

これまでブレーキや足回りのリフレッシュをお願いしてきましたが、次回は少し心臓部へのお手入れもお願いして見ようかと思います。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

誠にありがとうございます。

ブレーキ&サスペンションの見直しをさせて頂きまして最後の締めとしてタイロッド交換をお勧め致しましたが、喜んで頂けまして幸いです。

一つずつ上質さを見極めていきますと、そのパーツ交換の意味が本当に分かり易くなるかと思います。

昔は、やたらめったらハード&スポーティーな物に目が行きがちでしたが、長年のオレンジウルフ車両開発の中から非常に多くのものを学びまして、今では真の上質感と高級感を目指しております。

エンジンオイルも嘘の様にエンジン音が静かになりますし、.エンジンの上質感もまた御体感して頂けると思いますので、どうぞ御期待下さい。

今後とも宜しくお願い致します。

 

 

1 いいね!

この記事が気に入ったら「いいね!」を押してね

Posted at 2019/09/16 17:37:27コメント(0)

BMW アルピナ E91 B3S ビトルボ ステアリングタイロッド交換

ステアリングギアボックスにねじ込まれている、このタイロッドの長さを伸ばしたり短くしたりしてフロントのアライメント調整をします。

その調整とは? フロントトーでしてタイヤの先端が内側に入っているのをトーイン、外側に開いているのをトーアウトと呼びます。

本来殆どの車がトーインに合わされていまして、ここの数値がずれる事によりステアリングの不安定感が発生しますので定期的な調整が望ましいです。

またこのパーツを交換する理由として一番多いのが調整ネジが錆びついて回せ無くなってしまい、故にアライメント、サイドスリップ調整が出来無いので交換となります。

しかし当社では違った理由で交換しています。

それは?先端にある左右のボールジョイントが、へたるから交換しています。

ここが経年劣化してきますとステアリングのレスポンスや正確さが鈍ってくるからなんです。

昔BMW E36 M3でサーキットにてドリフト走行を繰り返していますと、ここのガタでうまく瞬時にカウンターを当てれなくなってしまったといった経験値より、お客様にもお勧めしているんです。

何もサーキット行かずとも間違い無く経過年数で、傷んでくる箇所ですのでリフレッシュ メンテナンスとして交換をさせて頂きます。

そしてギアボックスに刺さる部分もボールジョイントとなっていますので当然ですが、ここも同じく傷んで参ります。

そして交換後は鬼アライメントで締めます。

ここで特筆なのは?こちらのお客様は今年の4月にサスペンション リフレッシュメンテナンスして頂きまして、その時にもアライメント調整をさせて頂きました。

それから5ヶ月過ぎたのですが今回触っていないリアの数値誤差が非常に少ない!って事でして、やはり左右ピッタンコに合わせている事が効いていますね~とお客様ともお話しました。

当たり前ですがタイロット交換したフロントトーは、数値バラバラでした。

そしていつもの様に最後はバッチリと鬼アライメントとして完成させて頂きました。

また追加にてボッシュエアコンサービスも承りました。

平成23年式のお車ですから、新車から8年の歳月が経っています。

故にエアコンガス充填既定値が620gに対して回収されたガスは488gしか入っていませんでした。

132gのガスを追加充填させて頂きましたが既定値の20数%を足したって事はまさにエアコンの効きは激変します。

それではお客様! ステアリングのダイレクト感とエアコンの効きをどうぞご堪能下さいね!

2 いいね!

この記事が気に入ったら「いいね!」を押してね

Posted at 2019/09/14 18:32:11コメント(0)

BMW E91 335 のお客様から超大作頂戴しました!

先日の私のブログを読んで下さり、それなら私も週末には1筆書いてみますよ!

とおっしって頂きましたが、まさに大作を送って下さいましたのでご紹介致します。

 

7/9にATF交換をお願いして以来、ガルフさんにお伺いするたびに何かと感動しています。

今日は、その中でも特に驚きの結果となった足廻り整備をレビューします。

この335iは、5月に77,778kmで購入し81,000kmでBSのS001RFT(17″)に交換、アライメント作業済。

このタイヤ交換でハンドリングは多少改善されましたが切れの悪さや跳ねた時の収まりが気に入らなくてガルフさんに相談。

その結果、スプリングを再利用したZACHSダンパーへの交換を7/18に86,673kmでお願いしました。

いつもは、スプリングもキットで交換することが多いのですがバネも車高も気に入っており相談したところ逆に上記をおすすめして頂き即決しました。

もちろんマウント、ブッシュ類も新品交換、さらに外したボルト類もすべて新品交換をお願いしました。

伸びたボルトの再利用で規定トルクで締めましたというのもいかがなものかと思いまして・・・

加えて今回は、ハンドリングの改善も狙っているためフロントのアームも交換していただきました。

まず作業前のアライメントデーターに驚きました。なんでこんなにバラバラ?

そして交換と鬼アライメント(ALPINAデーター)作業後のテスト走行でまた驚き。

矢のように真っ直ぐ走る!切れる!

このあと高速(超高速?)走行中に特定速度でハンドルのブレを感じたのでガルフさんに相談したところホイールバランスをご指摘頂きました。

まさかと思いつつ、いつものタイヤショップにバランスの確認を依頼したところ4本中3本が20-30gの再調整となりました。

全速全域でブレていたので気が付かなかったのがこの度の整備で足がしっかりしてわかるようになったのですね。

これにもガルフさんの整備力にあらためて感動。

この結果に味をしめてさらに精度を出すべく8/28に90,080kmでリジカラを装着。

もちろん今回もボルトは新品交換です。

リジカラって結局は、自動車メーカーの生産ラインの許容差をセンターを出すことでゼロ(設計値)にする部品ですよね。

BMWの設計通りなら335iの足やハンドリングってどうなのかな~って知りたくて・・・

そうしたらなんと作業後のアライメントデーターを見てまたまた驚きです。

なんと前回のデーターから大きくずれていないどころかフロントが規定値に入ってしまいました。

前回同様に直進安定性が出てますが何より跳ねた時に足が動いてくれるんです。

すごく収まりが良いと言うか安心です。

跳ねてもそのまま収まりますので直進安定性が更に良くなったように感じます。

ランフラットをラジアルに履き替えたようなしなやかさが出ました。

おかげさまで肩の力が抜ける大満足な足になりました。

ここからは、私の勝手な想像と感想ですので間違っていてもご容赦ください。

私も種類は違えど技術者ですので設計に忠実であることは、大切にしています。

もちろんそれが全てではありませんし設計ミスもあるでしょう。

でも元の設計を変えて改善を目指すなら設計意図を理解した上で行うべきだと思います。

そこで8万kmを超えてわからなくなっていた本来のBMWの姿を再現しようと考えました。

整備と言っても千差万別。

こわれた部分を整備書通りの手順で交換すればこれは整備。

さらに踏み込んで一つ一つの作業の意味を考えてこだわって組み付けるのも整備。

整備費用には相場がありますので後者だと利益が出ず多くの業者が前者を選択。

業者探しの最中にATF交換でガルフさんの考え方と実際の整備を見せて頂いてここだと決めて浜松通いです。

結果出ました。

歪んだ車を放置してそのまま乗るとさらに歪みます。(タイヤ交換後の5千km)

正しい形なら設計通りに力を逃がすので歪みにくい訳です。(最初の整備後の4千km)

歪みが出るのは、ブッシュ、マウントのヘタリ等で避けられませんが性能維持は的確な整備をすることで可能だと確信しました。

1回目は、ブッシュ、マウント、アームを交換しガタを無くし抜けていたダンパーを交換しショックを減らしてアライメント。

ここで新車時からの歪みは、無くなっています。

2回めのリジカラでフレームを規定寸法での組み付けにしてやり再度アライメント。

サブフレームのボルトなんて普通緩めませんから新車時より精度向上したかも・・・

なんとフロントまでつられて正常化しよく動く足になりました。

このときのフロントの正常化は、1回目の作業が的確であったことの証でしょう。

実際のところ新車では新品部品の組付けができる=精度が出るでないと大量生産できませんのでここまでは見ないでしょう。(ALPINAやMを除く。)

こんな作業をやっていただけるガルフさんは、素敵です。

ガルフさんらしいポリシーを曲げずにこれからも頑張ってください。

今回は、本当にありがとうございました。

これからもよろしくおねがいします。

BMWオーナーさんへ
今回の結果を見ての補足です。
1,車がなるべく新しい内にリジカラを装着しアライメント。
2,足のヘタリが気になったらなるべく早く整備してアライメント。
3,車が完全に自分のものになったら自分に合わせてチューニングがおすすめです。

 

誠にありがとうございます。

まさに感謝感激でございます。

ここまで書いて頂き感無量です。

今後とも宜しくお願い致します。

5 いいね!

この記事が気に入ったら「いいね!」を押してね

Posted at 2019/09/03 19:32:00コメント(0)

アクセス記事ランキング