今年の2月に当社にてお求め頂きました BMW E85 Z4 のお客様が本日、早々にチューニング&メンテナンスにお越し下さいました。
しかしまあ!この突風の中、オープンで来られるなんて凄いですね~!
気温は高いですが強風の為、体感温度は物凄く寒いんです。
でもお客様は、降りるなり気持ち良かった~っておっしゃってました。
やはりこのぐらいの根性が無いと真のオープンカー乗りには成れませんね!
まずはGG調律 ECUチューニング施工の為、お車のノーマルデータの吸い上げを行います。
その方法は、お車のOBDポートにPCを繋いでデータ収集を致します。
ECUチューニングデータが送られて来るのを待つ間、ATF全量交換をさせて頂きます。
こちらのお車のATオイルパンはプラスチック製であり、ATオイルフィルターが内臓タイプです。
ですのでまずはドレンからオイルを抜き、オイルパンその物を取り外します。
しかしまあ12年も前のお車なのに何と下周りが綺麗な事か!これだけでも素性の良さが分かりますね!
さて本題です。
平成20年式、走行距離25000kmのオイルの汚れは如何に?
見て頂いた通り汚れてますね~オイルパン内の磁石にもスラッジが一杯です。
外したオイルパンは使い捨てですので写真奥にある新しいオイルパンへと交換させて頂きます。
真新しいオイルパンが装着され、新油を充填致します。
ここからマシンを使ったATF全量交換がスタートです。
BMW車にはATF量を確認するオイルレベルゲージが存在しない為、この様にマシン(トルコン太郎)と接続されますのは?
オートマオイルクーラーなんです。(下の拡大写真がオイルクーラーです)
オイルクーラーにアクセスする為、当社では数多くの純正オイルクーラーホースを用意し加工して作っています。
そして今ではそのホースの数も相当数となりましたので、ここにもかなりの投資をしています。
少し話がずれましたが、特筆なのはこの接続方法によりオートマ内部だけでは無く、オイルクーラー内部も清掃出来ますので、かなりのメリットとなります。
それはオイルクーラーの目詰まりによるオートマトラブルも結構あるそうですので耐久性UPにも貢献出来ます。
そんな良い事づくめなトルコン太郎は今では多くの車屋さんにて使われていますが、BMW車の場合はそれ相当の投資と創意工夫が要ります。
私達も初めの頃は本当に試行錯誤で多くの常連様のお車をお借りして施工可能かどうか?試させて頂いた次第です。
そん数々の車種での繰り返しにより今では全量交換出来るお車が本当に増えました。
故に最近では全量交換での施工が中心となりました。
さあいよいよチューニングデータが届きましたので、インストールスタートで~す!
いつもながらワクワク、ドキドキです!