木下みつひろプロのコメント
《DCTオイルテスト》
今回、DCTオイルの開発はシフト時での衝撃を少なくし、更にクルマの加速感をダイレクトにするべく2種類の粘度のものを用意してスタートしました!
富士SWにて走行テストを繰り返し、まずはオイル粘度低下が双方とも無い事を確認出来ました。これは大切なミッションを守るために絶対条件!となります。
低粘度のものは、シフトフィーリングが凄くスムーズでガツンとくる純正と似た性質を持ちましたが、高粘度の物はシフトUP時、サウンドは確認出来ますがとても体感衝撃が少ない。
つまり加速ロスが飛躍的に少なくなっている証拠となります。さらにシフトタイミングをハードに設定するとダイレクト感も当然出てきます。ところが純正に近い低粘度のものでは通常ハードにすると扱いにくさがあり、ミッションに負担が掛かっている程に衝撃がありましたが、今回の高粘度オイルはダイレクト感がありつつ衝撃が少ないのです!
つまり、路面状況に応じて、シフトタイミングをマイルドにしたり、ハードにしたり出来るのですが、仮に路面状況が悪くてもハード方向に設定出来るので、シフトUP、ダウンのスタビリティーがとても向上しています。まさに狙った通りの究極のDCTオイルがここに完成しました!