BMW E9X 335 にアルピナATプログラミング(B3プログラミング)
遂にアルピナB3のオートマプログラミングの
インストールが可能となりました。
その時偶然にもE90 335のお客様の車検整備をさせて頂いてました。
そこでお客様には内緒でプログラミングをインストールをさせて頂き
果たして変化に気づいて下されば、これはいける!って事でチャレンジしました。
その結果を、お客様が詳しく書いて下さいましたので御紹介します!
ギャラリー
【AT用アルピナプログラミング】
E90にはZFの6速ATが付いてますよね。
うちの妻はF30の320dに乗っていまして、F30になってからは同じくZF製ですが8速ATに進化しましたよね。
ディーゼルエンジンは低回転高トルク型なので、この小刻みにシフトチェンジする8速ATとの相性は抜群ですね。
で、私が思うに、ガソリンエンジンには8速でなく、6速で良かったのではないかと。
6速の方が回転の伸びとその音を楽しみながらの運転ができますからね、あんまり小まめなシフトチェンジは、逆にその楽しみがスポイルされるんじゃないかと危惧します。
燃費等の効率面では良いのかもしれませんが…、とは言え、同社6速ATはすでにレガシーですし、メーカーとしては不可逆なんでしょうけどね。
余談になりましたが、今回の車検整備後、車両引き渡し前の試乗の際にエンジンをかけ、PからDにシフトしたところ、スピードメーターとタコメーターの間のインディケーターのシフト表示の異変に気づいたんですよね。
Dと表示されるはずがD1と表示されている。
何かのエラーかな?と思いつつ、訳もわからず試乗し始めるとD1からD2、D3と表示が切り替わっていくので思わずニンマリしました。
変速ギヤの段数が見える化されている!
鈴木さんの粋な計らいかなと思いつつ、試乗を楽しみました。
9月20日付ガルフブログのとおり、先日の車検の際に我が335iにはひっそりとATシフトプログラムがアルピナのものに書き換えられていたんですね。
シフトレバーを左に倒し、Sモードにすれば、今までDSとだけ表示されていたものが、S1〜S6と見える化されています。
アルピナにお乗りの方には当たり前のことなんでしょうけど、ブレーキング時に自動で行われるブリッピング&シフトダウンという状況でも何速に入ってるのかが見える化されて大満足です。
ブログにも書かれてましたとおり、プログラム変更により、早めにシフトアップされるようになり、乗り味がとてもジェントルになりました。
例えると、8速AT搭載車のエコプロモード的な感じですかね。
試乗から戻り、鈴木さんから「実はアルピナのATプログラムに書き換えました」と聞かされ、なるほどジェントルな訳だと(アルピナには乗ったことがないので勝手な解釈ですけどね)。
早めにシフトアップするので、燃費も良くなるのかなと期待は膨らみました。
ただ、その後に地元に帰って普段乗りしてましたが、率直な感想として期待してた燃費については変化なかったように思いますし、あと、しばらく乗ってるうちにF30のエコプロモードのようなアクセルに対する反応のダルさが気になり出したんですね。
多分ですが、同じ速度同じ回転数だとノーマルのDモードでは1段低いギアが選択されているんだろうと推測されます。
もちろんアルピナプログラミングもアクセル踏めば踏んだ分シフトダウンして加速するんですけどね、ノーマルDモードの元から1段低いギアからのアクセルオンとは物理的にワンテンポ遅れた加速になりますよね。
ただそうは言うものの、シフトの見える化とジェントルさは捨てがたい魅力なんですね!
それから、これはおそらく「アルピナプログラミングのモニターを命ずる」という社長からの暗黙のミッション?
とも言えますからね、ノーマルプログラムに戻すなんて野暮な選択はあり得ません。
そして、GG調律 ECUチューニングへ
【GGチューニングの必然】
ちなみに私の335iはノーマルN54で最大出力306psに最大トルク40.8kg•m、それに対して同年式のアルピナB3はN54をベースに最大出力370psに最大トルク51.0kg•mまでチューニングされている訳で、よくよく考えてみれば、当然シフトプログラムもそれに合わせたチューニングが施されているに違いありません。
思慮の結果、前述のアクセルに対する反応のダルさ解消策として必然的にGGチューニングに行き着きました。
午前10時過ぎに福井を出発、途中で工事渋滞通過に30分ほど費やしましたが、午後2時半前にはガルフに到着、早速、鈴木さんが作業に入ってくれました。
午後6〜7時頃までかかるとのことで、浜松駅周辺で時間をつぶして、ガルフに戻り、時間も時間なので試乗せずに7時過ぎにそのまま帰路へ。
社長から受けたアドバイスを念頭に、高速道路なのでギアは自ずとD6
多少アクセルを踏み増しても、シフトダウンされることなくD6のままでもレスポンス良くスムーズに加速していきます。
東名〜名神では、追越車線を結構な速度で飛ばしてる車もありましたけど、それらに追随するのも極めてジェントルかつ楽ちんで、トルク100Nmアップが体感できました。
米原JCTから北陸道に入り、滋賀県を通過して福井県に入ります。
東名や名神と比較して、北陸道って実に路面状態が悪いんですよね。
冬場の積雪、除雪、凍結及び解凍等の繰り返しで、アスファルトが痛むんでしょうね。
あと、痛んでも、ユーザーが少ないせいか、経済的に東名や名神のような頻度では補修工事ができないんじゃないですかね。
とにかく所々でヒビやデコボコがひどい箇所があるんです。
敦賀ICを過ぎて峠を超えますと、直線が続くんですですけどね、一時的に周りに他車がいなくなったので、アクセルを多目に踏んでみました。
そうすると1段シフトダウンしてD5になりましたね、それでも踏み具合は気持ち半分程度でしたけど、楽に?00km/hを超えて、さらに淀むこと無くぐんぐん加速していきますから、これはパワー60馬力アップを体感しましたね。
まあ、速度が速度なので、これでもかってくらいに激しく路面状態の悪さを感じました。
倍以上の速度なので、凸凹も倍以上の速さで襲ってきますから、車は忙しく上下動してましたけど、なにせECDキットが付いてますから、ステアリングは中立で安定してますし、トラクションも良く、DSCは殆ど介入しませんでした。
それに加えて、カーボンLSDの超絶イニシャルトルクと鬼アライメントのお陰で、とことん真っ直ぐ走りますよね。
そんなこんなで、各所チューニングの恩恵を感じながら、全く力むことなくリラックスした走りで、いつの間にか午後?時前には家に着きました。
翌日から普段乗りしてますけど、今までだと一般道走ってたらすぐに平均燃費値が7キロ代後半まで落ちるんですけどね、浜松から戻ってから少なくとも100〜200kmは一般道で走ってると思いますけど、高速降りた時点で8.4km/lだったその値のまま今のところ下がらないですよね。
特に毎朝のコールドスタート時のアイドリングで目に見えてコンマ1〜2km/lは下がるのが常だったんですけど、GG調律でよほど効率よく燃焼させてるのか、下がらないんですよね。
あと、パワー&トルクアップした分、油温がどうなるか気になってたんですけどね、Dモードで110℃、Sモードで115〜120℃と、GGチューニング前と変わりなしです。
というわけで、AT用アルピナプログラミングとGGチューニングはセットでお勧めですね。
片方からならGGチューニングが先かな、でもECDキットとカーボンLSDが付いてないと、アクセルワークに注意が必要かも、というかDSC介入しまくりでせっかくのパワー&トルクアップがスポイルされるかもしれませんね。
最後に、せっかくのアルピナプログラミングなので、それを卒なく機能させるために、アクセルとのダイレクト感が素晴らしいガルフ製ATFの定期交換は不可欠だと思います。
以上、長々とたいへん失礼いたしました。
施工価格について
ATプログラム施工価格
価格:98,000円(税別)
GG調律 ECUチューニング施工価格
価格:120,000円(税別)
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