BMWメンテナンス~DCTF オイル交換
「オレンジウルフDCTフルード」
Dual Clutch Transmission Fluidに求められる主な要素は、多板クラッチのスリップコントロール、油圧制御適合性、ギヤ系の耐摩耗性となっています。
もちろんミッション本体が様々なパーツで構成されているため適合性を確認しながらベースオイルの選択と添加剤でバランスさせています。
デモカーM3にて、ストリート走行からサーキットの全開走行まで耐えうる最適粘度を見つけ出しクラッチの摩擦最適化、安定した油圧特性、ギヤ保護を重点に置き開発しました。
木下みつひろプロのコメント
《DCTオイルテスト》
今回、DCTオイルの開発はシフト時での衝撃を少なくし更にクルマの加速感をダイレクトにするべく2種類の粘度のものを用意してスタートしました!
富士SWにて走行テストを繰り返し、まずはオイル粘度低下が双方とも無い事を確認出来ました。
これは大切なミッションを守るために絶対条件!となります。
低粘度のものはシフトフィーリングが凄くスムーズでガツンとくる純正と似た性質を持ちましたが、高粘度の物はシフトUP時、サウンドは確認出来ますがとても体感衝撃が少ない。
つまり加速ロスが飛躍的に少なくなっている証拠となります。
さらにシフトタイミングをハードに設定するとダイレクト感も当然出てきます。
ところが純正に近い低粘度のものでは通常ハードにすると扱いにくさがあり、ミッションに負担が掛かっている程に衝撃がありましたが今回の高粘度オイルはダイレクト感がありつつ衝撃が少ないのです!
つまり、路面状況に応じてシフトタイミングをマイルドにしたり、ハードにしたり出来るのですが、仮に路面状況が悪くてもハード方向に設定出来るので、シフトUP、ダウンのスタビリティーがとても向上しています。
まさに狙った通りの究極のDCTオイルがここに完成しました!
①DCTF(オイル)の交換方法
E9XM3、F10M5、E82/135i、E9X335i、E89Z4 などのDCTミッション車のフルード゙交換が、やっと実現出来ました!
②交換の際には温度管理が重要です。
適正なオイル量を充填するには、ミッションの温度が重要となります。
当社ではBMW専用テスターを用い、徹底した温度管理の元に施工させて頂いております。
③オートマチック車の様なオイルパンが存在します。
DCTオイルはATFととても似通った粘度の物となりまして交換方法も、ほぼ同じとなります。
ですので同じ様なオイルパンがミッション下部に存在します。
④オイルパンを外しますとフィルターが存在します。
ここもATFと全く同じ様にフィルターが内蔵されています。
オイルと同時にフィルターもやはり交換したいです。(走行距離によりますが)
⑤走行距離5万キロでは相当の汚れと鉄粉が!
当社デモカー BMW E92 M3は走行5万キロ走った車でしたがオイルも相当に汚れていましたし、付属する磁石にはかなりの量の鉄粉が付着していました。
⑥新品のフィルターに交換します!
メーカーより交換パーツの供給がありますので交換致します。
⑦フィルターを外した内部の写真
⑧新品フィルター装着
⑨オイル充填
こちらもほぼATF交換と同じ様に圧送します。
ただ純正とは違うオイルを使います。
それは上記に載せました拘りに拘った オレンジウルフ DCTFとなります。
どなた様にもその違いは間違い無く体感して頂けますのでどうぞご期待下さいませ!
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販売価格(税別): 8,000 円
クラッチの摩擦最適化、安定した油圧特性、ギヤ保護を重点に置き開発しました。
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