オイルの説明
オートマティックトランスミッションフルードでは、あまり重要視されないミッション本体の歯面やベアリング等の保護と、低温時から高温時まで安定した油圧の確保をコンセプトに油膜厚とクラッチ機構に求められる摩擦をバランスさせました。油膜の厚いベースオイルを使用することで、高温時でも、ギヤ歯面とベアリングの潤滑保護に役立ち、大切な愛車のコンディションを長期間良い状態で維持することが出来ます。
ATFの合わせ込みをする際、一番難しいところはこのバランスで、ATFが高温になった状態でも各部品の潤滑を行いながら油圧機構の安定と、クラッチの摩擦制御の最適ポイントを探し出す作業を行いました。もちろん高温時はキャビテーションも起こりやすいため、その点も最大限考慮してあります。
負荷の高いスポーツ走行の際はシフトチェンジのダイレクト感を、街乗りなどの市街地走行では燃費向上やミッション本体の静粛性などを感じていただけると思います。